COLUMN

2016.04.07 – 04.24 – Kodaira – 買い付け後記 Netherland-England

皆様こんにちは。

4月に渡航したヨーロッパ各国よりインポートした300kgに及ぶビンテージスタッフ達がようやく日本に到着し、店頭ディスプレイを終えた様です。

画像を交えて今回の旅を簡単に振り返って見たいと思います。

 

 

『南フランスにどうしても行きたかった』

イージージェットでロンドンガトウィック空港からモンペリエ。。。。とっ、遠い。。。

ライアンを使いロンドンスタンステッド空港からニームか。。。ダイヤが悪い、朝4時50分発の飛行機って。。。

はたまたロンドンヒースローからブリティッシュエアウェイズでマルセイユ入りか。。。運賃が高い。。

現地での買い付けが終わると、ホテルのデスク上は地図と航空路線図との格闘

『うーん。。』と唸りながら夜が更けていく欧州での日常です。

 

今回の海外仕入れはBlauberg/姉妹店EIMEKU共にテーマがフランスであり

昔からの付き合いの恵比寿にてアンティークショップを営むcouperin店主糸永さんとたまたま買い付け日程が重なり

南フランスで会いましょうか、と話もしており

南仏にはどうしても行っておきたい気持ちがありました。

。。。が、イギリスでの仕事の日程がどうしても重なり

調整を重ねましたが、南仏へ行く事は叶いませんでした。

 

しかし。。。

エイメク / ブラウベルグには沢山の上質なフランスからの雑貨、ビンテージクローズを届ける事に成功しました。

種明かしをここから見ていくことにしましょう。

 

 

 

AMSTERDAM SCHIPHOL AIRPORT(NETHERLAND) 2017.4.07

 

KLM (NRT to AMS)

シップ PH-BVD 機材 B777-300ERにて成田-アムステルダムへ

ハシツメの置き土産の大量のコインの整理に追われている中、ふと横目にテンションが上がる。

なんとKLM機材が限定のスカイチームカラーリングにてお目見え

いつものスカイブルーベースでは無く、軍用機のカラーリングを思い起こさせるグレイベースに濃いブルーのペイント。

格好良すぎです、メンズ心をくすぐってくれますねー

次回のメクTはこの配色と。。。早速ノートに記入。

海外の鉄道や飛行機のカラーリングからヒントを張り巡らせます。

 

 

お客様より旅のルートはどうやって決めているのかとよく質問を受けます。

今回はイギリスメインの旅路に敢えて絞りました。

同時に南フランスでも大きなショーが沢山あったのにこちらを優先しておりますが、最後まで迷ったのも事実です。

迷った時旅程を決める重要なファクターはズバリ為替。

ユーロ/イギリスポンドの日本円に対するバランスです。

エイメクはその時の仕入れレートで価格が決定します。

仕事で行く都合上、良いものをベストプライスで仕入れ、日本のお客様にもベストプライスで案内したいのは15年間不変のテーマです。

今回はユーロはさほど変動は見られないものの、イギリスポンドが過去の体験からあり得ない程円高に傾いてました。

その微妙な変化を感じ取り

『今回はイギリス攻めじゃ!!』と決断を下すのです!!

 

 

 

UTRECHT CENRAAL STATION(NETHERLAND) 

 

アムステルダムから小一時間でユトレヒトには到着します 。

時計と雑貨の仕入れの地点として重要位置にあるユトレヒト、ここでの仕事は今回は1日だけ。

 

 

『現地で物を探すんではない、事前のコース取りにて買い付けの成否が全て決まる』

私のインポート関連の師匠とも言える近藤氏の言葉が常に頭をよぎります。

 

 

真っ暗にしたホテルのバスタブに死体さながら身体を浸しながら目を瞑って考える。。。

あそこであれが仕入れられるかな。。。

あれが仕入れたければ、久しぶりにあの人に連絡してみよう。。。。

15年間イギリスをくまなく回った、経験と記憶が脳みそに刻まれており

南仏行きを断念した今回。

今回欲しいフランス物がイギリスの何処を辿れば手に入るのか考えます。

フランスからイギリスへ移住しているディーラー

フランス物が好きでイギリスから常に買い付けに行っているディーラー

この時期は大きいフェアにフランスからコンテナに大量に商品を入れドーヴァー海峡を渡ってくるフランス人ディーラー

人間好みはそうそう変わるものではありません。

5年-10年振り位に出会ったディーラーも今回多かったですが、しっかりと覚えてくれていて変わらず私の好みの商材を持って待っていてくれました。

以上、イギリスからフランス物を大量に輸出した種明かしです。

 

画像は優良なベネルクスの雑貨達を届けてくれるディーラー達。

 

 

イギリスで美味しいワインを探すのが極上のアンティークを探すよりも困難な事は、フランス人、ドイツ人、皆んな知っている。

アルザスからのディーラーが持ち込む、このラベルなしのワインがイギリス国内で最も安くて美味いという事も、商品以上に脳みそにインプットされているのです。

タイ料理、ベトナム料理、インド料理、シーフード、過去は散々泣かされましたが、田舎に泊まろうがグッドフードもしっかりブックマークされてます。

肝心の美味しいブリティッシュフードのブックマークをもっと増やさねばなりませんが。。。。汗

 

 

『Raboso』だぞ

ぶどうの品種まで丁寧にレクチャーしてくれるのです。。。。

 

 

一度の旅で1,000キロオーバーの車の運転、買い付け品の手入れ、輸送準備、時間との戦いなど

海外仕入れは当然思うようにいかない事も多く、webやsnsでは楽しそうに語っておりますが

プレッシャーは半端なく実は殆どの時間ナーバスになり枕を濡らしてます。

そんな中ふと

コッツウォルズ地方の丘陵地帯にまっ黄色の菜の花が包み込む。

時間に追われながら思わず車を止め撮影タイム

メンズといえどこんな写真も撮って癒されたくなるのです。

 

 

コッツウォルズの丘陵地隊を抜け

4年振りに訪れたグロスタードック。

仕事と言えど、イギリスでは珍しい青空にカモメの鳴き声を聞くと束の間のオアシスをもらった気持ちになります。

カフェでのランチも美味しく頂きました。

 

 

MEKU Bagはここから生まれます。

10年来の付き合いのヴィンテージ生地コレクターのアトリエ。

教会の宿舎を生地のウェアハウスとアトリエに改装し

見てるだけでヨダレものの生地コレクションに屋根裏部屋は彼女のヴィンテージウェアとインテリアのコレクションが並びます。

これらを日本に輸出し

『tomeri』ことトモちゃん手掛けるエイメクとのコラボバッグが誕生するのです。

 

 

LONDON / Heathrow

1600年代に建てられ貴族が使用していたと言う建物が現在はホテルに。

あるリクエストをしたら当時の面影が残る別室へ。

そうです、こんな由緒あるホテルを300キロの荷物の補給地点にしている大馬鹿野郎は私です。。。。

飛行機雲沢山見られる、ヒースローの夕焼けはキレイですね。。。

 

 

JOJO’S General store

『ここは凄い良いショップだから行ってみて!』

『私もよくここで買うくらいだから』

会話の中でヴィンテージクローズに話が及ぶと、ヴィンテージ生地コレクターは言った。

 

シェフィールドまで車で1.5h

しかも次の目的地ノリッチまで逆方面で4.5hになってしまう。。。

 

しかしながら何かを期待し進路を真逆の北西へ、もう病気ですね。

 

シェフィールドの街はとても大きく、目的の店内に入ると2-3組の常連のイングリッシュのお客様が。

 

店内には日本の雑誌があり、クラッチマガジンにて彼の店は既に大きく取り上げられている様で、日本では有名人であるみたい。

 

品物を見ながら、興味深い物もあるが、オーナーのジョジョは既にいらしている方々の接客に追われており

私はそれを見て大変そうなのでもう行こうかなとお店を出ようとすると

 

『ちょっと待って、俺はジョジョって言うんだ、同業で日本から仕入れに来たんだろ??』

さっと彼の名刺が私の目の前に出され

『コーヒーとクッキー出すからゆっくりしていって』

と、彼は屋根裏部屋にこもりコーヒーを丁寧にサイフォンで。。笑、抽出し始め降りて来たのは15分後。

 

そこから、既にいらっしゃった常連チームも含めティータイムが始まりました、ジョジョを含めて日本に興味がある方が多く、根掘り葉掘り日本の事聞かれ、『時代は変わったな』と

 

その後、彼は倉庫から私のリクエストの隠されたヴィンテージスタッフ達を沢山持って来て、私も買う予定が無かったものの、予想外に良いものに出会うことが出来ました。

 

四十路の私が久々に驚かされた接客

メディアに取り上げられようが天狗にならず、良いものを揃え、また接客のタイミングもベストな所で私の懐に飛び込み、まさかのシェフィールドにて私のハートをブスッと射止めたナイスガイだったのです。

 

6角形全て揃えてこそ、ショップ、または企業の最高の形が作られる。

商品

宣伝

営業

VMD、販促物

育成

企業、店の明確なテーマ

 

私はどの商売もこのバランスの値が高い企業、店ほどお客様が最も楽しんでおり、順風に回っているバロメーターと確信しており

私も偉そうにコラムやスタッフにこの話を何度なくしますが、自分のお店、たった2店舗であれ全てを実現するのが本当に難しいと実感してます。

特に営業、接客面は本当にウェイトが大きいと実感します。

 

まさかまさかの地で若き天才に教えられた出来事でした。

 

EIMEKU / Blauberg 共にこの6角形の器を満たしてくごとく、まだまだ勉強していきます。

 

 

kodaira