COLUMN

2016 Summer holidays and Hunting trip report in Thailand / KODAIRA

皆様こんにちは、EIMEKU/Blauberg an der Küste 代表Kodairaです。

 

2016年4月 Blauberg an der Küsteを無事開店し、仕入れやイベントなど奔走する毎日が続きました。

ふと余裕ができた8月プライベートの余暇にて見つけたお勧めのスポット、

買い付けの裏話まで掘ってレポートしていきましょう。

 

今年のテーマは『開拓』

遊び、仕入れ限らず、まだ見ぬフロンティアを開拓し続け、そこで見つけた宝物をお客様にご紹介していく。

シンプルですが混沌とする今の雑貨/アパレル業界に求められた答えであると私は判断し、

大好きなお店、大好きなホテルでお馴染みのコースで癒す事を後ろ髪引かれながら、

まだ見ぬフロンティアを求め休暇へ。

 

1サムネイルmap

Where are you go??

やっぱり大好きなタイへGo!!

ん??

確か去年も行って無かったか?どこが開拓だ?といきなり突っ込みドコロ満載な展開ですが。。。。

今年は去年行かなかった様々な村々へ行こうと思っております。。。。だって。。。タイが大好きで。。。。

 

2scoot

SCOOT AIRLINE / Japan to Thailand

こちらも新たなチャレンジ

シンガポール航空が親会社のLCC『スクート』がこの夏より成田-バンコク-シンガポール線を就航

前もって発券するとかなり格安で、子供を抱えたご家族の旅行では飛行機代メチャ高く海外断念の理由にもなりますが、

そんな杞憂も打ち消してくれるお勧めの航空会社

ダイヤも優秀、現地時間14時バンコク着、着いた初日から他都市への移動、

ホテルチェックインからのんびり遊ぶ事が可能なのです。

機材は最新鋭の787で旅路もかなり快適でした。

 

3swisspool

Swiss Paradise Boutique Villa / Pattaya North

バンコクDMK空港到着後-そのままタクシーと金額を交渉しパタヤを目指し現地時間17時半にホテルチェックイン

Swiss Paradise Boutique Villa/ここ超お勧めホテルです、

値段がかなりリーズナブルでプールもお部屋もスタッフさんも最高。

 

4パタヤ1日目夕食

Charoen / Pattaya North

そんなホテルに興奮していると今度は食欲が。。。。

ホテルスタッフにお勧め所を聞いて行ってみたお店Charoenさんへ、ホテルから徒歩3分

大衆的な店作りとは裏腹なレベルの高いフードの数々。。。。

旅の良いスタートが切れました。

 

5サグラダ1 6サグラダ2 7サグラダ中3 8サグラダ中4

The Sanctuary of Truth / Pattaya North

宿泊所から北へ3km程

釘を一切使わず立てられ岸壁にそびえ立つ高さ100m程の建造物

『サンクチュアリオブトゥルース』

圧巻のロケーションには感服です

夕焼け時はかなり良い写真が撮れると思います。

 

9サグラダ工事5 10サグラダ象乗る

The Sanctuary of Truth / Pattaya North

工事は終わる事なく、拡張と補修を続けていくそうな。。。。

正にアジアのサグラダファミリアと言われる所以でしょう。。。

塔の回りを回る象ちゃんライドもあり、象の上から見る景色がとても良く、大人も十分楽しませてもらいました。

 

11ラン島ビーチ2 12パタヤ夕日

Lan Island / Koh Lan

パタヤのセントラルの港から船で40分程で行けるお隣のラン島へデイトリップ

パタヤの水に比べると透明度抜群の海面が広がり

レンタバイクで進むと素晴らしい透明度の海水を持つプライベートビーチ的な所が多々見つかり満足度は計りしれません。

 

13パタヤ最終日 14パタヤビーチチキン屋

Jomtien Beach/ Pattya South

プールで泳いでマッサージしてマッサージして、モヒート飲んで、海見て、パクチーやエビ食べて。。。。

そんな夢のようなパタヤ3日間の滞在は最終日

後半の滞在はアパートメントタイプの宿であった為屋台でもろもろ買い込みお部屋で食す日もありました。

グリルで焼かれたチキンの半身がおよそ230円。。。。最高すね。

 

15エアアジアdmk-cgx

AIR ASIA / Pattaya-Bnagkok-Chiang Mai

パタヤからタクシーを交渉し、バンコク/ドンムアン空港を目指します。

とても穏やかそうに見えますが、運転すると人が変わるドライバーで、何度となくゆっくり走ってくれと言っても。。。。時速120キロの車間距離1mは決して止めず。。。。

タクシーは案外交渉が効き、値段は破格なのですが、アグレッシプな運転するドライバーが多く、

この運転が怖くて怖くて。。。。

タイのLCC国内移動の空のネットワークはかなり充実しており、

上記のエアアジア、ダックちゃんの顔が目印のノックエアー、

インドネシア発祥のライオンエアなどが凌ぎを削っておりお値段もさる事ながらサービスも良く、

もはやLCCとは呼べません。

機材は安定のエアバス320が快適なフライトへと誘ってくれます。

 

16クランウィアン1 17クランウィアン2 18クランウィアン3 19クランウィアン4 Baan Klang Wiang / Chiang Mai Old Town South

『ココ行く為絶対復活するぞ』と、3年前病床の自分を元気つけてくれた『新100ドルで泊まるリゾート』という本がありまして、この中で私が恋焦がれたホテル。

ついに初の滞在が叶いました。

想像を超える素敵な空間、おもてなし。

何と家族4人で宿泊し、全員で1泊1万円いきません。

非常に予約が取りづらいホテルなので、行かれる際はagoda等で早めのご予約をどうぞ。

 

20黒澤さん再会

We reunited!! / Chiang Mai old town west

私達にチェンマイの面白さを教えてくださった旅の大先輩『KUROSAWA』http://hachi-kurosawa.com ブランドでお馴染みの黒澤家と遂に再会を果たす。

お互い違う行程を経て再会し、夜な夜な話す旅話しは夜が更けても終わる事なく、旅における情報交換の原点はココだと気づかされる。

 

21Graphtable

Graph Table / Chiang Mai old town north east

チェンマイは素敵なカフェが至る所に。

Graph Tableさん

奥さんのリクエストに応えながらコーヒーの味比べ。。。。

『昔は休みの度に日本全国のカフェをよく巡っていたね』

そんな懐かしい話をしながら、ふと。。。。

結婚して12年が経過し

仕事が忙しい、子供の世話、私の両親の件、など言い訳を沢山しながら

最も支えてくれていた奥さんとの時間をあまりに犠牲にしていた事に気づかされる

チェンマイの小さなカフェが思い出させてくれた、私にとっては人生の1つの道筋が見いだされた夏休みでした。

ここで余暇は終わりいよいよ明日からは。。。。。地獄のインディゴ探しへ

 

22パレー刺し子から謎解きを始める

Look for the indigo / North Thailand

タイに出発する前の日本での出来事

seki  『あれっ?オーナータイ行くんですか? 秋初めに紹介する仕入れが足りなくて。。。藍染めの雑貨沢山買い付けて来てください』

kodaira 『おい、ちょっと待て 今回は何にもせず、カオソーイ屋巡り(揚げ麺とゆで麺が交互に乗りカレースープで食す北タイの国民食)、ハーブやフルーツ沢山食べてゆっくり家族サービスしようかと思ってたんだけどな。。。。』

seki  『北タイの山岳地帯にあるみたいですよ、私もよく分かりませんがお願いしまーす』

kodaira『……………』

seki  『ニコッ』

kodaira『……………』

seki  『エヘッ』

kodaira『……………分かりました……』

あの笑顔を見るともう断れません、そして私も買い付けと言う言葉を聞くと思わずスイッチが入ってしまいます。

かと言ってどう探したらいいのか。。。

タイ百戦錬磨のあの黒澤家一家ですら。。。。『分かりません。。。』を連呼する始末。。。。

とりあえず、1個のポーチを元に手がかりを探していくのです。

 

23パレー行く道山道 24パレー悪路道路水びだし

Look for the indigo / North Thailand

ある程度町で得た情報を元にいくつかの村に絞っていく、しかしこんな所どうやっていくのか。。。。

ラチもあかないので豪雨の中バスに飛び乗る

そもそもパーイ(Pai)と言う素敵な町にステイを考えていましたが、

そこのホテルオーナーから『雨が凄いから来るな』と言われ

どんだけ!?と考えてましたが日本の舗装技術と一緒に考えていた私はアホでした、

ちょっとした洪水になってます。。。。

全くバスが進みません。。。

悪路を進む事5時間

降ろされたバス停

そこはある意味本当のタイランド

タイ語のみの看板にバスの行き先

当然英語を話しても帰ってきません

途方に暮れ、村のセントラル方面を目指すも不発、聞き込むも全く会話が通じずお手上げ状態

帰りのバスもリミットが近づき、余りに手応えがないので帰途へつこうとその時

最後に話した町の乗り合いタクシー(ソンテウ)の運ちゃんが何となく伝えたい事を理解してくれ

遂に

 

25パレーインディゴ発見1 26パレーインディゴ生地 27パレーインディゴ発見 28パレーインディゴ中 29パレー絞り染め

Look for the indigo / North Thailand

藍に囲まれた聖地、発見です。

瞬間、最終バスでチェンマイにバックホームする選択肢は捨てただ今の宝物を買いあさるのみ

日本より用意してきた150ℓバッグにとにかく詰め込み、お店の時間が許す限りバイイングを続けます。

お店のタイムリミット18時が近づく頃、150ℓバッグはパンパンとなりおよそ40kg。

さてどうやって帰ろうかと。。。。

TAXI交渉しかないな。。。。

行きはバスで5時間って一体幾らで行ってくれるんだろう。。。汗

藍染めのおばちゃんにタクシー呼んでねと何となく説明しても首を傾げるばかり。

仕方なし40kgを引きづりながら路上でタクシーを捕まえようとしますが。。。。。

結構大きな目抜き通りに関わらず。

タクシーが一台も走ってないんです。。。。。

タラリ。。。

脂汗が頬をつたい状況がようやく飲み込めてきました。

恐らくこの村にはタクシーが無いんでしょう

だから藍染めのおばちゃんも世界共通語の『TAXI』それが伝わらなかったのでしょう。

30分程道に立ち尽くす私を見かねて

1人のおっちゃんがバンを横付けしてくれて

『乗れ』と

考えようによってはデンジャーな展開ですが

私のアンテナはおっちゃんを『VOTE』

車に乗る事15分

着いた所は長距離バスターミナル

丁寧に礼を告げる物の。。。。

そうなんです、チェンマイ行きの最終バスは既にゴーン。

正直ここに来ても何もする事は。。。。

と思ったその時、少しだけ英語が通じるマダムがおり

『とりあえずこのマイクロバス乗りなさい』と

『行き先もタイ語』全くどの地名なのか分かりません

携帯も電池が切れてもはやグーグルマップすら確認できず

しかし私のアンテナはマダムを再度『VOTE』

もう野宿すら覚悟をしていたので、まだマイクロバスで一晩過ごせるならラッキーかと思い乗車。

4時間程山道を走り続け、何やら村に到着しました。

地図に印が着いていたのでそれを確認すると

奇跡的にチェンマイに近づいておりました、しかもタクシーの乗り場がある。。。嬉しい

タクシーの交渉も成功し、家族の待つチェンマイ旧市街へ無事バックホーム。

 

30パレー戦利品

これらが戦利品となりました。

31メーチェムアトリエ&ソンテウ

Visit to hand loomed fabric village / North Thailand

翌日、身体は疲れていますがこの日は手織りのファブリックを求めにチェンマイ西の山越えに挑戦。

昨夜の失敗を生かし本日はタクシーをチャーター作戦

宿のおばちゃんもアレンジメントに快く応えてくれて値段の交渉もまとまりいざ車に乗り込もうとすると

車ないね、おばちゃんタクシーどこ?

これこれ

ピカピカのレッドトラックがそこに。。。

通称ソンテウ(タイの乗り合いタクシー)

後部座席にベンチシートを2台乗せ、行き先が合えば飛び乗り乗車、タイ市民のローカルな乗り物となっている

当然後ろにドアなども無く、自分で吐き出した排ガスが逆流されよくよく入ってくる

どうやら本日はこれで10時間の往復旅となるそうです。。。。涙

 

32メーチェム滝

山道をけたたましく走るソンテウ号は細いベンチシートで寝れる程快適で

ドイインタノン国立公園を流れる大瀑布ワチラタンの滝を見せてくれるサービスをも

しかしこの公園の標高は2,565mの山越えをする為、ズバズバ風の吹き抜ける車内の気温は非常に低く

T-シャツ1枚の私は震えながら凄いカーブを何度も曲がる峠道に耐える事になります

流石タイの秘境、一筋縄ではお宝は仕入れできません。

 

33メーチェム手織り仕事 34-2 34メーチェム手織り完成品

山越えを果たし、麓の村メーチェムへ到着

そこはアンティークさながらの手織り機にて丁寧に織られたスペシャルな生地が工芸品さながら

ディスプレイされておりました

この生地は何としても日本に持ち帰り、トモちゃんにバッグや雑貨に仕立ててもらうのが楽しみでしょうがないです。

 

35バンタイヴィレッジ 36バンタイヴィレッジ2 37バンタイヴィレッジ3

Baan Thai Village/ Chiang Mai new city

チェンマイに戻り残り2日は仕入れの打ち合わせが終わり、いよいよ今回の旅が終了を迎えます

最終日はBaan Thai Village お勧めのファミリールーム

自身大好きな青と古めかしい焦げ茶の木を基調としたこちらも大好きなホテル。

最終日夜は黒澤家と打ち上げへ

旅の事、仕事の事、家族の事、両親の事、話は尽きる事なくオレンジ色の街頭が歴史的建造物をライトアップし絶景に変化したチェンマイナイトを後へ。

 

38ラストバンタイ足跡

2015年は人をテーマに

2016年は開拓をテーマに

この2テーマ無くして小売店を経営する事は不可能だと思います。

 

2002年にお店をスタートし、とにかく走り続け、覚える事、見る事全てが新鮮でした。

10年目を迎えた2011年、私の中で全てやり切った感が出てしまった事があり、お客様に少し申し訳なく思う事が少し増えてくる事がありました。

この手詰った感を打破したいと思いスタッフには我がままを言い、別事業を立ち上げながら少し小売店の現場を離れ、

今度は逆から見る卸業の勉強をしてきました。

 

皆様にはその間の事は話す事は少なかったので最後に少し書き留めたいと思います。

2012年初頭にエイメクの海外業務の引き継ぎを済ませ、ロンドンの空港にて帰国便を待っている最中、

突如父親から電話が話しの内容は全く訳が分からず、まさか進んだ認知症が現れているとは夢にも思いませんでした。

エイメクは幸い業務を引き継ぐ事は出来、この時期にしっかり看病をしろと言われている気がして、

5ヶ月間ほぼ実家に住み込み36歳にして介護を経験しました。

ケアマネとのやり取り、役所、病院、家のバリアフリー改造、

母親のケアなど全て手配しようやく2012年9月には自分の仕事がスタートする事が出来ました。

始めて経験する卸売業はとても新鮮であり

私が勝手にやり切ったと思っていたエイメクの引き出しが全く埋まってなかった事を思い知らされ、

レベルの高いショップがゴロゴロあり、スーパー過ぎる経営陣の話しを聞かせてもらいとても勉強になりました。

1からお客様を作り上げる大変さも感じ何とかしがみついてやっていたある日

今度は私が病気になってしまいました。。。。。

『ネフローゼ症候群という免疫系の病気で腎臓がダメージを受けてしまう病気です』

身体がやたら重く、下半身を見るとミシュランのビバンダムさながらブヨブヨに。。。。

体重もエライ事になっており夜中いよいよ激痛に見舞われ病院にいくと即入院の指示が。。。

目の前が真っ暗になった事、今でも覚えています。

 

いつ帰れるの? 誰がオーダー品をショップに届けるのか? 

代理店を任されている海外メーカーとのコンタクトは誰がとるのか? 

そもそも折角コツコツ地道に築きあげた物が0になる可能性が。。。

親と家族どうしよ。。。

病状はかなり進行しており、ステロイド剤を大量に投与し、身体のむくみ水を抜き、

安静に日々過ごすべしその治療を40日続け、ようやく退院する事が出来ましたが。。。。

『海外は止めてください』

『スポーツも止めてください』

『再発する可能性が常にあります』

退院してもステロイド剤を毎日30mg身体に取り込む日々が続き、顔はパンパンになり、

体力が続かなく集中出来ない日々がとにかく多くなってしまいました。

病気してはいけないんだなと気づかされたのもこの時です。

薬も少しづつ減ってくると再発し、また振り出しに戻る事3年間で5回、

精神的にも不安定になり家であたってしまう事もありました。

 

そういった経緯がありながらも

2014年エイメクに戻らせてもらいハンディキャップを抱えた状態で

何も言わず受け入れてくれたスタッフとお客様には本当に感謝以外何ものでもありません。

現在は過去3年間で最も薬量も減り、ようやく身体が安定して動く様になってきました。

無理をするなはどうも性格に合わないようで、とにかくこんな時こそ動きたいのです。

 

EIMEKU /  いささか恐縮ですが老舗らしいいぶし銀の経営を目指し、来てくださったお客様を常に唸らせたいバイイング、ギフトを。

 

Blauberg an der Küste  / 本当に素晴らしい場所で運営させて頂いております、横浜では珍しい貴重な路面店の存在を、この歴史的物件をとにかく横浜市民の為に知ってもらい、アート/ファッション/雑貨/アンティークのジャンルで日本又は海外へ羽ばたいていける方をつくる恩返しがしたいのです。

 

センスの固まりで一番に勉強、参考にさせてもらっているお客様方と

我慢して日々ついてきてくれるスーパースタッフ達に助けられながら

共に目標を成し遂げて行きたく航海をまだまだ続けて参ります。

 

 

両店舗ともこれからのシーズン、素敵な商材が沢山お目見えします。

今後とも宜しくお願いします。

 

 

 

 

店主