ゆくひと、そして、くるひと
2012年1月
『セキグチさんが良いのでは』
彼女にとって幸であったのか不幸であったのか
私が一度現場を離れ、バトンタッチをする前放った鶴の一言で採用が決まった
2014年1月、海外ルートの拡大も一息つき再びエイメクの指揮を執る
その時キーマンとして指名し、コンビを組むことになったのがこのセキグチだったのだ
早速一緒に渡航した、オランダ、フランス、スコットランドにて
彼女からとにかく聞こえるシャッター音
日本帰国後
これらの画像から素晴らしい旅の風景を伝えるコラムが描かれ
これがプレスのテクニック、snsも含め新時代の宣伝方法か、と唸り、カナヅチで殴られたような衝撃を当時受けた事を忘れられない
現場の仕入れ、接客だけでなく
宣伝面、販促物、アートディレクターとして幅広いステージで活躍し
多大な功績をもたらした、彼女は8月に第二子の出産を予定
7月上旬
そのままエイメクを卒業する
私としては、正直すごくホッと安堵する気持ち
仕事も勿論大事であるが、結婚を経て、次の世代へと血を繋ぎ、未来を作っていく事が私たち動物の大事な役目
節目節目の人生のステップを1つ1つ全うをしてほしいと思い
しっかり送り出せた卒業生としてエイメク18年の歴史にポジティブに捉えていきたい
『サンクスセキよ』
ゆくひとがおり、くるひとがいる
セキがゆき、ヨシがくる
『お姉さんが…海外が…』
彼女もまた、エイメクに流れ着いたストーリーを聞いていると一緒に働くことが必然と感じた
セキグチ含め、過去の賢スタッフの遺産を受け継ぎ
新たな人財、チームの生み出したソースをミルフィーユのように重ね、新たな味を生み出す
これからも更に店が面白くなりそうだ
kodaira