Vintage OMEGA watch collections

 

エイメクに並ぶアンティーク時計たち。

 

私たちも特にブランドに拘って買い付けてくるわけではありませんが、

 

ついつい選んでしまう魅力的な時計が多いブランドの一つがオメガ。

 

 

言わずと知れたスイスの名門ブランド。

 

時計に詳しくない方たちの中でも

腕時計と言われれば、ロレックスと並び出てくる名前でしょう。

 

本日はまず、このオメガというブランドについて少し掘り下げてみましょう。

 

OMEGA(オメガ)

 

その歴史は古く、およそ2世紀前の1848年まで遡ります。

 

時計職人である”ルイ・ブラン”がわずか23歳の若さで、

スイスのラ・ショー・ド・フォンに懐中時計の組み立て工房を構えたことに始まります。

 

その後、息子のルイ=ポールとセザール2人の兄弟が

オメガの前身となる”ルイ・ブラン&フィルズ”社を設立します。

 

1882年には会社を工場ごと、創業地のラ・ショー・ド・フォンから

同じくスイスのビエンヌに移しました。

 

ドイツ語圏との境目にあり、独仏語両方が話されるビエンヌは、

今日でも精密工学機器の製造で知られる街です。

 

居は気を移すとはよく言ったもので、

進取の気質に富んだこのバイリンガル都市を新たな拠点としたことが功を奏し

高性能ムーブメント”ラブラドール”の量産成功や世界初のミニッツリピーター機能付き腕時計などを

次々と世に送り出し、世界を驚かせていきます。

 

彼らの快進撃はこれに留まらず、今から130年前の1894年に

時計史に刻まれる名作を世に送り出します。

 

 

“19ライン キャリバー” 通称”オメガキャリバー”

 

このムーブメントの革新性は、今でこそ当たり前となっていることですが

徹底的な分業化によって高精度・高性能、均等な高品質、そして生産量を確保できるという特長と、

巻き上げと時刻合わせをひとつのリューズで行えるシステム、修理・部品交換が容易に可能という特徴を併せ持ち、

それは時計業界に初めて登場した高品質かつ均質なムーブメントと言うことができます。

 

兄弟はこのムーブメントに、“究極”の意味を持つギリシャ語アルファベット最後の文字から、

“最高の達成”、”究極の到達点”の意味を込めて“Ω”=オメガと名付けました。

 

これが現在の社名である”オメガ”の由来となります。

 

その後も1900年に開催されたパリ万博でのグランプリ受賞、

数々の天文台コンクールにおける精度記録の更新(そのうち1936年に打ち立てた世界記録は未だに破られていない)、

イギリス軍および連合国軍の公式サプライヤー指定、

ムーンウォッチ”スピード・マスター”がNASAの公式時計として有人ミッションでの採用、

歴代オリンピックの公式タイムキーパーとしての採用などなど。。。

 

その活躍は上げればキリが無いほどです。

 

これらのことからオメガというブランドは、

歴史的にもその実力としても十分に魅力的なブランドであることがわかるかと思います。

 

それではここからは、そんなオメガを代表するモデルを

エイメクのラインナップから見て参りたいと思います。

 

まずはオメガの歴史を語る上では欠かせない、こちらのシリーズから。

 

シーマスター

 

オメガを代表するモデルの一つで、

その名の通り、防水機能を備えたモデルに付けられた名前で

現在ではプロ仕様のダイバーズモデルに冠することが多いモデル名です。

 

歴史も古く、1948年に誕生してから今もなお受け継がれるロングセラーモデルで

もともとは軍の要望から始まり、

潜水に特化したものというよりは陸海空どこでも高い精度と強度を誇る

海でも、街でもカントリーサイドでも使える、モデルとして作られました。

 

ゆえにファーストモデルも今現在のシーマスターに見られるようなスポーティーさというよりは

ドレス色の強いデザインで誕生しました。

 

 

今回ご紹介するこちらのシーマスターも、

どちらかといえばドレスウォッチとしての側面が強いデザインです。

 

インデックスは3の倍数による飛びアラビアとクサビのコンビネーション。

 

これらのインデックスとΩマークは、

植え込み式の立体的なアップライト仕様で高級感を漂わせてくれます。

 

 

ほんのり焼けたホワイトのギョーシェダイヤル。

 

ギョーシェ彫は見た目の美しさだけでなく、

光の反射を抑えて文字盤の視認性を高める役割をも持った実用的なデザインで

手間とコストのかかる技術ゆえ、古くから高級時計に用いられる手法です。

 

品ある文字盤に惚れ惚れします。

 

力強い印象を与えるトライアングルラグは、

50年代後半の時計によく見られます。

 

時代を感じさせるクラシカルなラグに心が躍ります。

 

リューズ、尾錠共にΩマークの入ったオリジナル。

 

裏蓋にはシーホースが掘り込まれております。

 

メダリオンも良いですが、これくらいのやりすぎないくらいが丁度良いです。

 

腕に収まりの良い32mmケース。

 

それでいて厚みのおかげで、存在感はしっかりとあります。

これはオメガ2代目となる全回転式自動巻ムーブメント、”Cal.471″によるところ。

 

エイメクが贈るシーマスターはこうしたスタイルです。

 

1958’s OMEGA SEAMASTER AUTOMATIC ¥258,000(tax included)

 

年代:around 1958s

ムーブメント:Cal.471(自動巻)

ケース素材:SS

ケース幅:32mm(リューズ含まず)

ベルト幅:18mm

6ヶ月保証

※専門の技師によるオーバーホールを終えた後にお渡しさせて頂きます。

 

 

続きまして、シーマスターの誕生から4年後の1952年に登場した、もう一つのアイコニックなモデルを。

 

コンステレーション

 

シーマスターと同じく1948年にブランドの創業100周年を祝して誕生したモデル”センテナリー”。

これをベースに誕生したコレクションがコンステレーションです。

 

コンステレーションという名前は、

ケースバックのエンブレムに天文台とその上に8つの星が描かれていたことに由来し、

その8つの星はオメガが1933年から1952年のあいだに獲得した

ふたつのクロノメーター記録と、6つの一等賞を象徴しています。

 

今回ご紹介するのは後年のレディースのクオーツモデル。

 

特徴的なのは3時と9時の方向にあしらわれた4つ爪の装飾。

 

これは1987年に登場した”コンステレーション・マンハッタン”からのもの。

 

今日ではこのデザイン=コンステレーションとイメージされる方も少なく無いでしょう。

 

シャフト状のラグも特徴の一つ。

 

カルティエやグッチなどのブランドにも見られるファッショナブルなデザインです。

 

真っ白なダイヤルにゴールドカラーのアップライトのドットインデックス。

ベゼルにはローマ数字が刻まれたハイセンスなデザイン。

 

年代も相まって、モダンな印象を与えてくれます。

 

リューズはΩマーク。

裏蓋はメダリオンのない、ミニマルでスタイリッシュな仕様。

 

視認性が良く、収まりの良いサイズ感。

 

しっかりと施された装飾もこの大きさであれば悪目立ちすることなく

適度な主張を持って腕元で輝いてくれます。

 

加えてクオーツ(電池)式なので、アンティーク初心者の方の入門の一品としてもおすすめです。

 

OMEGA Constellation Ladies ¥98,000(tax included)

 

年代:1990s

ムーブメント:クオーツ(電池)式

ケース素材:SS

ケース幅:22mm(リューズ含まず)

ベルト幅:mm

6ヶ月保証

 

 

そしてレディースへもう一本ご紹介いたします。

 

デ・ヴィル

 

もともとは最初にご紹介したシーマスターから派生したモデルで、

街を意味するフランス語がモデル名の由来となっております。

 

1963年にシーマスター・デ・ヴィルとして登場し、

1967年には正式な独立モデルとして発表されます。

 

その名の通り、都会的な洗練されたデザインのドレスウォッチとして人気を博していくモデルです。

 

 

今回ご紹介するのは1970年代のスタイリッシュな一本

 

立体的なスクエアケースが特徴的で一際目を惹きます。

 

立体的なアップライトのバーインデックス。

 

すっきりとシャープな長方形のケース、シルバーカラーと相まって

全体的に洗練された印象を与えてくれます。

 

同じくアップライト仕様のΩマークも印象的です。

 

よく見ると風防は内側がカットガラスになっており、

ドレッシーさも持ち合わせたデ・ヴィルらしいデザインとなっております。

 

細身で腕馴染みも良く、それでいてボリューム感があり、適度に主張をしてくれる。

 

不意に腕元に目をやると、ついつい見入ってしまう

そんな魅力的な一本。

 

1970s OMEGA De Ville Ladies ¥98,000(tax included)

 

年代:1970s

ムーブメント:Cal.1070(手巻)

ケース素材:SS

ケース幅:17mm(リューズ含まず)

ベルト幅:10mm

6ヶ月保証

※専門の技師によるオーバーホールを終えた後にお渡しさせて頂きます。

 

 

最後はモデル名というよりは、愛称

所謂ペットネーム的な名称の一本。

 

30mmキャリバー

 

決して公式によるペットネームではなく、

愛好家たちから親しみと敬意を込めてそう呼ばれるシリーズがあります。

 

その精度や耐久性、メンテナンス性の良さから、アンティーク時計愛好家からも

人気の高いオメガの名作Cal.30シリーズ。

 

その総称が30mmキャリバーです。

 

 

今回ご紹介するのはイングランドで買い付けてきた9K、

ブリティッシュゴールドの一本。

 

落ち着いた輝きを放つ9Kゴールドのケースは、

英国を代表するケースメーカーデニソン社製のもの。

 

イングランド買い付け品らしく英国の香りが漂います。

 

シンプルなアラビアンインデックス。

 

視認しやすく、どこかノスタルジックなアラビア数字のフォントは

われわれエイメクの得意とするところ。

 

美しいブルースチール針。

 

スモールセコンドの小さな秒針までブルーという徹底ぶりです。

 

このクラシカルなスモールセコンド仕様というのも、

1940年代前後のアンティークを得意とするエイメクらしい意匠です。

 

搭載されるのは、30mmキャリバーシリーズの中でも人気の高い

名機”Cal.30T2″。

 

日本人男性の腕にも収まりの良い32mmケース。

 

時計、特にゴールドのものはこのくらいの大きさで上品に行儀良く纏うのがベターでしょう。

 

英国トラッドに乗っ取り、ツイードと合わせたくなります。

 

エイメク、アンティークの顔。

 

1940s OMEGA 30mm Caliber 9K DENISON Case ¥348,000(tax included)

 

年代:1940s

ムーブメント:Cal.30T2(手巻)

ケース素材:9KYG

ケース幅:32mm(リューズ含まず)

ベルト幅:18mm

6ヶ月保証

※専門の技師によるオーバーホールを終えた後にお渡しさせて頂きます。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

エイメクが贈るオメガのアンティーク時計たち。

 

お気に入りの一本が見つかると幸いです。

 

エイメクは年内、12/30の18時まで営業しております。

新しい年に備えて、自分にぴったりの一本を探しにお越しください。

 

 

taro

 

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