Three Sisters of “TUDOR”

アンティーク時計には、年を重ねたからこその「深み」があります。
それは単なる経年変化ではなく、過ごしてきた時間の美しさ。
今回ご紹介するのは、1950年代頃に生まれたTUDORのレディースウォッチ3本。
小さなケースにそれぞれ異なる個性が宿り、まるで三姉妹のような佇まいです。
それぞれの人生を、静かに刻んできた三人。
三者三様、形は似ていても、歩んできた時間も、価値観も違う。
けれど、どこか通じる芯の強さがある。
そんな時計の物語。

どんなときも冷静沈着、周囲を包み込むような落ち着きを持つ長女。
いつも穏やかで、無駄なことは話さない。
でも、ふとしたときに見せる芯の通った言葉や行動に、周囲は安心を覚える。
人に流されず、自分のペースで、でも丁寧に日々を積み重ねていく。
そんな人物だ。

そんな彼女はクリーンで控えめ、肩肘張らずに程よくラフな装いを好む。

趣味の読書の時間、
その手元でチクタクとゆっくりと確実に時を刻むのは
潔く飾らないステンレススチール製のビンテージTUDOR。

文字盤はクリーンなシルバーに夜光の載ったアラビアンインデックス、
ブルースチールで縁取られたペンシルハンド、
視認性を高めたミリタリーデザイン。

質実剛健で、無駄がない。
それでいて、どこかあたたかさがにじむその姿は
まるで彼女そのもの。

そんなフェイスに合わせるのは、1940年代製のNATOタイプのストラップ。
カーキのファブリックベルトが、ストイックなその表情を少しだけ和らげてくれて
どんな服にも馴染む、けれど埋もれない。
そんな絶妙なバランスを持たせてくれるのだ。

彼女が時計に求めるのは「派手さ」よりも「実用性と誠実さ」。
一本すっと線の通った腕元の美意識。
“日々の生活に静かに寄り添ってくれる存在”。
どんな一本が自分にとって最良か、
彼女は誰よりもそれを承知していたのだった。

TUDOR “OYSTER” for Ladies SS Case ¥258,000 (tax included)
年代:1950s
ムーブメント: (手巻き)
ケース幅:23.5mm(リューズ含まず)
ベルト幅:12mm
6ヶ月保証
※専門の技師によるオーバーホールを終えた後にお渡しさせて頂きます

一見クール。でも話すと驚くほど繊細で、情熱的な次女。
どんな時でもその装いに抜かりはなく、少し近寄りがたいイメージの彼女。
でも勇気を出して実際に話してみると、
言葉の節々に優しさと熱意がにじんでいて、その落差に不意を突かれることがある。

そんな彼女は自分なりの美意識をしっかりと持っていて、選ぶものには一切の妥協がない。
モノトーンの装いが多いのは、一見すると自信の表れとも思えるが、
実際は不安を隠し、己を奮い立たせるための鎧。
そこにテーマカラーである赤系の小物を差し込み、彼女のスタイルは完成する。

今日もお洒落に余念がない彼女が、出がけにリップを塗る腕元。
そこでは14KゴールドのビンテージTUDORがバーガンディのリザードベルトと共に上品に輝いている。

経年によって深みを増した文字盤、
赤みがかった14Kゴールドのケースは柔らかなツヤ感と肌馴染みの良さが魅力。

文字盤に刻まれる盾バラのロゴ。
盾は弱気な心を守る存在で、バラは美しさと気品の象徴。
それはまるで彼女のためにあるかのよう。

お洒落はただ繕うだけでなく、心の内を映し出す鏡のようなもの。
確かな”信念”を持って、決して揺るぐことのない
“自分だけの特別な一品”。
自分の心と対峙する度に彼女は、その腕元で確かに輝くその一本の時計を覗いて
己を律して前を向いていくのだろう。

TUDOR “OYSTER” for Ladies 14K Gold Case ¥398,000 (tax included)
年代:1950s
ムーブメント: (手巻き)
ケース幅:23.5mm(リューズ含まず)
ベルト幅:12mm
6ヶ月保証
※専門の技師によるオーバーホールを終えた後にお渡しさせて頂きます

笑い声が印象的で、何かと周りを巻き込む力のある三女。
予定に縛られるのが苦手で、気が向いたらふらっと出かけてしまう。
人に媚びることはなく、好奇心に素直。
そして、不思議と誰からも愛される。根っからの末っ子気質。

その装いも常に遊び心を忘れずに、カジュアルで動きやすい服装を好む。

休みの日には、蚤の市や古着屋、レトロカフェを巡り、
自由気ままに自分の時間を過ごす。

一目惚れしたビンテージベアを抱くその腕には、
そんな彼女らしいセレクトの味わい深い9KゴールドのビンテージTUDORが。

経年によって焼けた文字盤は、まるでキャラメリゼされたような風合い。
そんな盤面には青焼されたブルースチールの針がよく映える。

控えめに輝く9Kゴールドのケースと艶やかなブラックのリザードベルトの組み合わせが
柔らかさの中に凛としたコントラストを生み出し
甘すぎず、でも女性らしさをしっかり宿していて
彼女の気まぐれさと大人の色気を両立させている。

あまり難しいことは考えず
「これ、かわいい!」
そんな”直感”で選んだ一本。
でもそれは彼女にとって、
確かに自分に寄り添ってくれる
間違いのない”自分だけのお気に入り”だったのだ。

TUDOR “OYSTER” for Ladies 9K Gold Case ¥278,000 (tax included)
年代:1950s
ムーブメント: (手巻き)
ケース幅:23.5mm(リューズ含まず)
ベルト幅:12mm
6ヶ月保証
※専門の技師によるオーバーホールを終えた後にお渡しさせて頂きます
“時計を選ぶ”というのは、
時に”自分の価値観”を選ぶことでもあります。
「長女のように、慎ましく機能美を大切にしたい」
「次女のように、自信と勇気を与えてくれる存在を迎えたい」
「三女のように、直感的に遊び心を忘れずにいたい」
あなたの手元で、どの“彼女”が時を刻みますか?

この世に同じものが一つとして存在しないアンティーク時計。
だからこそ”自分の性格”に、”ライフスタイル”に、”物語”に
一番寄り添ってくれる子を探し出す楽しさがあります。
お気に入りの1本が、これからあなたの“時”を刻んでくれますように。
taro
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