みなさんこんにちは、lucaです。

 

暑さが通り過ぎ、少しずつ木々が色付いていく今日この頃、

みなさんはどうお過ごしてでしょうか？

 

私はというと、

すっかり秋に染まったeimekuの秋物に囲まれながら、

ちょうど一年前の今頃、

初めてイギリスを訪れた時のことを思い出しています。

 

 

 

一年前、

トラムから降りてエディンバラの街にたどり着いたのは夕方頃、

初めて足を踏み入れたイギリスは、

オレンジ色の街灯の下に並ぶ石畳と、

他のヨーロッパのどの国とも違う家々の不思議な街並み。

 

そしてそのロマンチックな街の中を

丘に沿って長く続く坂道、そして階段、階段、階段…

 

そう、階段

そして私の手には、

イタリアから持ってきた大20kgのスーツケース…

 

暗いシルエットになったエディンバラ城を背にして続く

どこまでも長い階段を、

さて、一体どうしましょう…と、

そう見上げたことは今でも忘れません…

 

 

 

丘の上に聳えるエディンバラ城。

ホテルに行くにはその長い階段を登って

エディンバラ城の前を通り過ぎ、

そしてまた同じくらい階段を降りて向かわなければいけないのです。

 

それでもヨーロッパの一人旅。

やってやるしかありません。

 

挫けそうになりながらも、

なんとかその長い階段を一歩、一歩、また一歩。

そうして登っていると、

 

途中ですれ違った家族連れのお父さんが

驚いた様子で戻って来てくださり、

スーツケースをひょいっと持ち上げて

階段の上へ運んでくれました。

 

お礼を行って下りの階段を見つけると、

次はジョギング中の男性が足を止めて…

 

そうして次々とやさしい方に助けられ、

何とかホテルまで辿り着くことができました。

 

 

親しみを込めた笑顔を見せ、

手を振って去っていく人たちを見ながら、

イギリスが紳士の国というのは本当だったんだなぁ…

と、そう実感して、

とても温かい気持ちになったのを覚えています。

 

（そして次からは、

できるだけ荷物を軽くしようと思ったことも）

 

 

そんなイギリスは、

クラシックな街並みと,

広大な自然が調和を見せる不思議な国。

 

古くからの伝統と新しい文化が触れ合い、

混じり合っては、

次々と新しいものが生まれてきた場所でもあります。

 

 

ルイスキャロルやシェイクスピアなどの文学を始め、

BeatlesやQueenなどの音楽に至るまで

イギリスで生まれたものや

イギリスの為に作られたものは皆、

オリジナリティに溢れ、

どこかユニークで魅力的なスタイルを確立しています。

 

 

1926年、ROLEXの創業者であるハンス・ウィルスドルフが、

英国での知名度・販路拡大を目指して、生み出したブランド

“TUDOR”もその一つ。

 

イングランド王国とアイルランド王国を統治していた

テューダー朝に由来して名付けられた“TUDOR”は、

その品質を保ちながも、

より多くの人々が手に取れるようにと、

ROLEXのディフュージョンラインとして誕生しました。

 

今日は、

そんなイギリスの為に生まれたブランド“TUDOR”より、

わたしのお気に入りの一本をご紹介したいと思います。

 

Tudor 9K case 

 

 

柔らかいゴールドの色合いのケースに

淡く焼けた文字盤の色

まるで古書のような盤面に並ぶ数字と、

それを包み込む、ふっくらとした硝子。

 

 

長い時間を過ごしたからこそ生まれる

どこか優しく、美しい風合い。

 

 

名前も知らない誰から、誰かへ

そっとバトンを渡すように受け継がれていく。

アンティークの時計にはそんな歴史が刻まれています。

 

顔も名前も知らないけれど、

今手元にこの時計があるのは、

その人が確かに大切にしてくれていたから。

 

 

アンティークの時計ってどうしてこんなに魅力的なんでしょうか。

まるで経過した時間を、

その中小さな硝子の中にそっと閉じ込めているみたい。

 

TUDOR 9K Case ¥348,000 (tax included)

年代：1940〜50s
ムーブメント： (手巻き)

ケース幅：32mm（リューズ含まず）
ベルト幅：16mm

6ヶ月保証
※専門の技師によるオーバーホールを終えた後にお渡しさせて頂きます

 

 

ヨーロッパにいた頃、

私は毎朝手元にある時計のリューズを巻きながら、

いつも様々なことを考えていました。

 

今日はどんなことがあるだろう？

どんな人に出会えるかな、一体どんな一日が待っているんだろう？

 

 

長い階段で出会って、ほんの数分だけ過ごした優しい時間から、

大切な人とのかけがえのない時間まで。

 

 

何気ない毎日を、ほんの少し素敵にする。

eimekuにて、

皆さまがそんなやさしいアイテムに出会えますように。

 

 

 

luca

 

 

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