1920-1930’s Tiffany&Co. 18K case

みなさんこんにちは、muuです。
8/1(土)より開催しておりました
eimeku ANTIQUES FAIR 2026 も
気付けば残すところあと5日。
それでもまだまだご紹介したい素敵な時計はたくさんございます。
本日は、また少し変わった子をご紹介したいと思います。


1930’s Tiffany&Co. 18K case
ティファニーと言えば、誰もが知る老舗ジュエラーですが、
なんとブランド創業の10年後、1847年と創業初期から時計製造を行っておりました。


さらには、ティファニー本店に、ニューヨーク初の公共時計”アトラスクロック”を設置したり、
スイスの名門パテック フィリップの提携やアメリカ初のストップウォッチを製造、
スイス・ジュネーブに大規模な自社時計工房を設立するなど、
時計に関する歴史が実はかなり豊富。

今回ご紹介するこの子は、
懐中時計を腕時計に改造した、トレンチウォッチ。
懐中時計と言われて納得のレトロなデザインの文字盤は
魅力的なポイントがたっぷり。


まずは、なんといってもこの文字盤の向き。
文字盤が90度に回転したデザインは
当時手首の内側から見れる様にと特別に作られたもの。
そんな文字盤に驚くのも束の間、
細部まで惹かれるこだわりの詰まったデザインの数々。

繊細な線と独特の丸みを帯びた、
優雅で上品な雰囲気漂うブレゲ数字。

そして、針の先端あたりに丸い穴のデザインが施されたブレゲ針。
若干、ブルースチールも残っております。

時計好きな方ならご存知のはず。
アブラアン=ルイ・ブレゲが考案したこの針とアラビア数字のフォント。
どちらも視認性はありながらも、
温かく柔らかな印象、繊細な美しさを感じます。

そして、1920-30年代とは思えないほど綺麗なこの文字盤。
懐中時計によく使われていたポーセリン(陶器)ダイヤルなんです。

陶器と同じく衝撃に弱く、強いショックを受けるとヒビ(クラック)が入ることがありますが、
紫外線や経年変化による色褪せや変色がほとんど起きないため、
製造当時から色褪せない、美しい白さが維持されるのです。


使用されているムーブメントは、
スイスの老舗ブランド、ロンジン製。
裏蓋を開けると、シリアルナンバーと共に
しっかりと刻印がされております。


ケースは18Kイエローゴールド。
光に当たると、キラリと上品に腕元で輝きます。
腕に綺麗に収まりながらも程よく存在感を放つサイズ感。

私の知っていたティファニーの時計は、
ジュエリーのように腕元に馴染む、
ジュエラーらしいデザインの数々。
ですが、今回ご紹介した子は、
アンティーク好き、時計好きの心くすぐる
一見ティファニーとは思えない1本。
それでもジュエラーらしさが垣間見えるのは
妥協点のない美しさなのかもしれません。

リューズを巻くと、動き出すスモールセコンド。
当時の美しさを維持した時計を、当時の高度な技術を、
現代に受け継ぎ、また共に歩み始める。
約100年前の時計が今もなお綺麗な状態で残っているというのは、
当時手にした方は、いかに大切に、この子と共に過ごしてきたのか…?
考えるだけで、愛おしくなります。
年々個体数が減り、価格の高騰も計り知れないアンティーク時計は
いつ、どんな出会いがあるか分からないから、面白い。
残り5日。
皆様が素敵な子たちと出会えますように。
お待ちしております。
muu

1920-1930’s Tiffany&Co. 18K case ¥298,000(tax included)
年代:1920-1930年
ムーブメント:cal.10.85N(手巻き)
ケース幅:26mm
ベルト幅:11mm(巻き込み式)
6ヶ月保証
※専門の技師によるオーバーホールを終えた後にお渡しさせて頂きます
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原則として店頭優先とさせていただきます。
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