2014.10.02-10.18 England-French-Germany-Austria 買い付け後記 後編
皆様こんにちは、店主のコダイラです。
小銭しか残らない程しこたま仕入れした、16日間の弾丸エイメクハンティングツアー後編です。
後編は、雑貨類を仕入れたフランス、イギリスを後にし。
ジュエリー、時計など小物をハンティングしたドイツ、オーストリア旅を紹介したいと思います。
ロンドンヒースロー空港の裏路地にある、地元民しか行かないであろうポルトガル料理屋台にて打ち上げをし、
翌朝テルスケとお別れ、彼はオランダ/ベルギーの国境へ。
私はジャーマンウイングス航空にてドイツ/ケルンへと降り立ちました。
KÖLN(GERMANY)
ケルン空港から電車に乗り、中央駅に降り立つといきなり大聖堂ドーン。
このクラスの大きさの教会は初めて見ました。。。迫力凄いです。
簡単な歴史を紹介すると、4世紀には既に出来上がっており、3回程の増築を経て現在の形へと。。。。
第2次世界大戦の爆撃にも耐え威風堂々とした姿を現在に残しております。
雑誌の撮影、大聖堂周辺では色々なイベントが行われております。
さて、お次は街へと繰り出します。
ドイツの日用品などの歴史を扱う美術館。。。なのかな?
ダイソンの掃除機の過去のモデルやら何やら色々と展示がしてあって。。。。時間がなく撤退。。。見たかった。。。
BIO MARKT
Manufactum
私がドイツを訪れる時に1番楽しみなお店。
カフェ、雑貨、日用品を扱うセレクトショップ。
商品セレクトの感度の高さ、ディスプレイ、全てが勉強になります。
ベルリン、フランクフルト、ミュンヘンなどドイツの主要都市にはあるお店なので是非。
ドイツは目抜き通りには必ず大きなピクトグラムで誰でも分かり易く案内をしてくれます。
訪れたのは土曜日と言う事もあり、川沿いの飲食店が並ぶ通りはもの凄い賑わいです。
ケルン良かったですねー、キッチン雑貨のお店などもセレクト力が良く、観光でもまた行きたい都市です。
ナビは誰が使うんだ!?
さて、ここからは車での移動になります。
空港でレンタカーを借りてドイツ南部のPforzheimという街を目指しますが、話はテルスケと別れる時に戻ります。。。。
テルスケもオランダは車にて移動。
私もドイツ、オーストリアは車にて移動。。。。しかしナビは1つのみ。。。。
私も老いたというか何と言うか。。。昔は頑固一徹で『俺はナビは使わん!!感覚が失われる!!』とミシュランマップとプリントアウトした目的地周辺の拡大地図、手メモには曲がる所やジャンクションno.を書き。
ハンドルを切りながら手を見たり、マップ見たりで、何とか辿り着いて一喜一憂していたのですが。。。。。。
昨年『まだ地図なんか見てるんすか???』と完全に上から目線のテルスケにナビの勧めを受けて1回使ってみたらもうそれ以来ナビのすっかり虜に。。。。。。まったく文明ってやつはなんて便利なんだ。。。。
しかし今回はベテランの対応を見せ、『いいよいいよ、俺は地図で大丈夫!』と、ナビはテルスケに譲り、自分は手メモとマップの復活です!
しかしコピーした地図が余りに拡大すぎて。。。殆ど役に立たない状況に気づく。。。
内心ビビリまくって何とかアウトバーンへと入り、若干迷いながら、現地時間20時にPforzheim(プフォルツハイム)に到着。
Pforzheim(GERMANY)
Pforzheim(プフォルツハイム)
シュトゥットガルトおよびカールスルーエの都市間に位置し人口は12万程の都市。
この都市は第2次世界大戦中に、英国軍から必用に爆撃を受け、記録的な死傷者を出した悲惨な歴史背景があります。
その理由はこの都市が精密機械生産の街として栄え、その技術力がドイツ軍に重要な軍需機器を貢献しているのでは??と英国軍からマークされていたからです。
そうなんです、この都市は昔から時計や貴金属の生産に大きく関わってきた都市なのです。
ドイツの主要なウオッチブランドはこの街にファクトリーがあるブランドが多く、歴史を語る上で非常に参考になる装飾品博物館や時計の博物館があります。
私はこの街のファクトリーを何度なく訪れて共同でMesserschmittの時計を開発、日本への輸入を行い、エイメクや日本のセレクトショップで紹介しています。
こちらがファクトリーです、中に入ります。
幾度の爆撃にも耐え、100年の歴史を持つファクトリーです。
しかと歴史を受け継ぎ、現在でも全て手作業にて1つ1つのパーツを組み合わせ、職人の魂が吹き込まれた1つの時計が完成します。
Braunau am Inn(AUSTRIA)
Pfrozheimより400Km東へ、ミュンヘンを超えて走ること2時間、オーストリア/Braunau am Innへ。
ドイツ、オーストリアの国境に位置するこの街も歴史を語る上で重要な拠点となっております。
街の目抜き通りを過ぎると何人かの観光客があるスポットで記念撮影をしています、目を向けると、帽子屋さんやカフェが並ぶショップ群の中に突然がらんどうの建物が。。。
目の前には大きな碑石があります。
どうやらここはアドルフ・ヒトラーの生家という事です。
オーストリア政府はおおやけにはせずそっと残しており、毎日少しの観光客が訪れるとの事です。
標識 左 オーストリア 右 ドイツ
国境です、90年途中まではパスポートコントロールが行われていたと言う事です。
Aigen am Inn(GERMANY)
この旅もいよいよ最後の拠点、Aigen am Innへ。
宿泊したホテル、ドイツ語しか通じませんが全くもって快適、ワインが安くて最高です。
小さな静かな町でひと際存在感を示す教会、クリスチャンと全く関係ない私も心が洗われるようです。
今回は小さな装飾品にまつわるストーリー。
1部ですがこれらの街で仕入れた品々の紹介です。
Messerschmitt Made by ARISTO (Germany)
Messerschmitt Made by ARISTO (Germany)
1960’s BAUME&MERCIER (Switzerland)
Amesist 9ct gold Vintage Pireced earrings (England)
OLD PLASTIC Vintage Brooch (England)
1980’s Diamond & Gold Pendant Necklace (England)
1900’s Pearls & Gold Vintage Pireced earrings (England)