Antique Watch Fair
2014.7.5 sat  – 13 sun
12:00-21:00
eimeku 2F

ーーーーーー

今年の1月に、私sekiguchiは
海外出張に同行し、初めて経験した買い付けが
アンティーク時計のマーケットでした。
壁のように立ちはだかる大きな男性達をかき分けて
時計探しが始まりました。

入場して数分後
オーナーは少し先の方で商談を始めています。
目の前には時計がたくさん並んでいて
次々と持ち主が決まっていて、なんというかスリリングなんです。

まずはデザイン。
これは…！！！というとびきりの子をひとまず確保し
ゼンマイを巻いてみます。
賑やかな会場の中で耳をあてると、わずかに聞こえる時計の鼓動。
もちろん、時計によって音はそれぞれ。
深く静かに呼吸をするような音もあれば
元気よく聞こえてくるものもあります。

ちゃんと生きてる…

それはまるで大事な生き物を連れて帰るような感覚でした。

 

「アンティーク時計」というのは
一般的な腕時計とは違い
ゼンマイを巻いたり、オーバーホールに出したり、少々手間がかかるんです。
ただ、毎日一緒に過ごしているうちに
長年連れ添う家族や恋人のような存在になっていって
そのこと自体が愛おしく嬉しい日課に思えてきます。

また、パーツ作りから時計になるまで全ての行程を
熟練した職人さんが一つ一つ手作業で仕上げている、まさに芸術品。

アンティーク時計を通じて、何十年も前の職人さんに出会えたような嬉しさがあります。
命を吹き込み、ともに人生の時を刻む。
それは、とても温かみのある時計です。

また、eimekuでは、長く長くお付き合いいただけるように
信頼できる時計修復師さんにアフターケアをお願いしています。
ご購入後のオーバーホールもeimekuまでお持ちください。

一点ものの素敵な時計がたくさん揃いました。

 

seki

※オーバーホール=時計の中のお掃除、メンテナンスです。