2007 夏 日本をマワッテ

久しぶりのコラムの更新です。
今回は、今年の夏、夏休みと出張を兼ねて日本を旅したお話と社員研修のナスでのお話をさせて頂きます。
旅を決めたのは、丁度お盆の前、何も告げていなかったスタッフに突然『行ってくるわ』と告げると、
皆目を丸くした表情。僕の悪い癖で、海外の買い付けでも1週間前に突然決めるものだから、
スタッフや奥さんいつも振り回されて文句を言われてます。

新横浜の駅で予定を決めて、会いたい方に連絡をしていきます、
そこから大まかに予定を立てて、まずは大阪へと決まり。。。。
そこから崎陽軒のシウマイ弁当を買い、ようやく駅のホームへと。そんなこんなで新幹線もいつも自由席、
逆に指定席を取ってしまうと体中がんじがらめにされた気がしてしまって、本当に落ち着かないのです。

そして、秋物の仕入れをすませて、久しぶりに会いたかった人、
僕に『真の営業とは?』をよく懇々と説いてくれた大好きなイブシさんのところへ。
すこし近況が気になっていたのですが、相変わらずの元気一杯のトークで一安心、
楽しい話がたくさんできました。

翌日、神戸へと向かう。

神戸の三宮の街は、僕が若い頃住んでいた所で、辛い事の方が多かったけど、
色々と経験をさせてくれた場所で、ここでの修業時代がなければ今のエイメクも考えられない程、
僕にとっては貴重な第二の故郷なのです。その夜、久しぶりに友達と再会し、
昔話に盛り上がり、あっという間に楽しい時間は過ぎて行く。
翌日、今回のもうひとつの目的であるお店の洋服を陳列する什器探しへ。

神戸の栄町界隈に僕とスタッフのトモの好きなaliさんという、アンティークの道具屋があるのですが、
ここで目的の品物も見つける事が出来ました。この aliさんのオーナー夫妻の話は本当にテンポ良く面白く、
cafe併設されているので神戸の海を見ながら会話と空間を楽しんでほしい場所です。

夜は、エイメクでもすっかりお世話になっている、帽子やさんのマチュアの高田くん香山さんと
楽しい時間を過ごしました。

翌日、1日時間があったので、二日酔いの身体を引きずりながら、四国の高松へとバスで行ってみる事に。
初めての高松で気分は盛り上がり、早速街の散策へと。。。。
お盆時期という事もあったのでしょうが、商店街も閑散としており、
不安な気持ちで散策していると。。。。やっぱり素敵なお店に出会えたのです。

ツヅラさんという素敵な靴や、セレクトもさる事ながら、このお店でしか!なんて魅力的な靴も沢山あり、
久しぶりに靴好きの買い物熱が出てしまいました。
その他、面白い雑貨屋と瀬戸内海沿いにある素敵なカフェを見て、『う〜ん、来て良かった』と満足!
夜は旅費を頑張ってパチンコで捻出するというもくろみもあえなく失敗に終わり、激安のかわり、
何故か寝てると身体がかゆくなる不思議なビジネスホテルから、翌日名古屋を経由して横浜に帰って来ました。

写真 左 夕方の瀬戸内海、写真はもう一つですが、実物は本当に綺麗だったのです。
写真 中 翌日、丸亀市にも寄り道、丸亀だからなのか、お城のお堀には亀だらけでした。
写真 右 同じ丸亀駅にある猪熊ワールドを堪能! スタッフと子供のお土産は丸亀名産のうちわに決まり。

 

横浜に帰って来て、お盆はのんびりとお店に立ちながら、エイメク初のお泊まり旅行那須へと!
この時ばかりは、僕も何となく旅行は出来ず、綿密にプランを立てます。
その理由は、いつも勝手な事情でスタッフを振り回っぱなしなので、この時だけは僕がスタッフに恩返しを。。。
旅費はしっかり徴収するものの、いわゆる接待旅行なのです。

僕がもくろんでいた、今回の研修のテーマは『癒し』。スタッフたちが十分のんびり過ごし、
その中で何かを発見してくれればと 、楽しみながら学ぶという贅沢なもくろみをたくらんでいたのです。
肝心の旅館選びは、fogにていつもお世話になっているテルスケの友人が経営している、
板室温泉の大黒屋さんを予約してもらい行ってみる事へ。
朝、友人にワンボックスの車を借りて、スタッフ、奥さん、子供の6人で那須へ向けて出発です。
道中、馴れない車と馴れないナビが頼りにならず、『癒しの旅』のつもりがすっかり皆を
車酔いにさせてしまって、ようやく宿に到着。
紹介してもらった、大黒屋の宿は素晴らしく、目の前に流れる、川の音、宿の空間、お風呂、
どれを取っても贅沢の極みでした。

夜は、宴からの懐かしいトランプの7並べ大会! 罰ゲームにて貴重なカシワギの漫才も見れました。
翌日は新しいスタッフのミチにも見せたく、SHOZOさん巡りへと。何度もエイメクのwebでも出て来る、
SHOZOさんのお店は正に僕にとってもあこがれのお店であり続けるのです。
先ほども少しお話させてもらいましたが、前職の修行時代に何もわかっていなかった僕に、
今のエイメクの根底を教えてくれた師匠がいたのですが、僕が、その人に追いつきたいと、
頑張ったつもりで追いついたつもりでいると、師匠はまたその1000歩先を行っている。
そんな悔しい思いを、いつになっても、当時の似た心境を思い出させてくれるお店なのでしょうか 。

改めて『刺激』という言葉を忘れずに、スタッフとお客様もその思いを共有して進んで行きたいと
改めて感じた1日でした。すっかり、僕の中でテーマが替わってしまいましたが、
本来の旅のテーマである、肝心の『癒し』は、帰り道、調子に乗った近道が失敗して、
最後までスタッフを車酔いで不快にさせる旅路でした、

那須、なんとなく楽しんでくれていたエイメクスタッフ、俳句コーナーにて決意の一言。

 

店主