2011 春 ドイツ、イギリス買付け後記 part1

今回の買付けは一人で出発ではなく、eimekuのノベルティの巾着を作っていただいたsengeさんと成田を発ち、
ロンドン経由でベルリン入りです。

飛行機の到着が少し遅れたものの、その他は問題なく、ベルリンのホテル付近で無事オーナーと合流できました。
そのままドイツをコーディネートしていただくobaseさんと四人でトルコ料理屋へ。。。
ケバブをいただきながら前夜祭と明日の軽い打ち合わせです。
来たばかりですが、やはりドイツのビールはおいしいです。

僕はobaseさんと朝一番にベルリンから列車で約二時間半ほど南下したマグデブルクへ、
オーナーとsengeさんは古都ライプツィヒへ。二手に分かれて買付け初日のスタートです。


左から、これから乗る列車、マグデブルクへ向かう途中の景色

今回一発目のマーケット、
しかも初のドイツという事もあり気分も高揚しながら会場へむかうとすでに行列ができており、
期待と緊張が膨らむなか会場入りしました。
我先に!という思いでダッシュで出店舗に向かうと、

!!!

大量のネジやナット、バックミラーやらバイクのマフラーがずらり。
となりの店舗ではエンブレムや速度計がぎっしりが並べられています。 「そうそうそう、これこれこれ」
などと、サイドミラーをつかんで「違うわ!」などとつまらない乗り突っ込みをしたくなるような状況に愕然。
全会場見てみましたが、どうやら僕らはアンティークのcarパーツフェアに来てしまった模様。
現在、仮免許を保持中の僕に車のパーツのことなど分かるはずも無く、急いで会場を後にし、
ベルリン市内のアンティークショップへ直行しました。

二日目は午前中に市内のマーケットを。
ドイツではイギリスとは違ったかわいい雑貨が多く、心躍ります。
僕らは主に東側をまわったため、建物や町並みも旧東ドイツの名残が残っており本当にかっこいい!
ひととおり仕入れが終わり、今度は仕入れたものをパッキンし郵便局へと向かいます。

ここからは時間との勝負です。
でかいパッキンを抱え、いかにも怪しいジャパニーズに怪訝な表情を浮かべる
機関銃を持った警察官の横を通りすぎ郵便局へ到着。
へたくそな僕の英語に早口のドイツ語で返す郵便局のおばちゃん。
身振り手振り、時間をかけてやっと送ったはずの手続きが間違っていたと気づいたのは、
すでにホテル戻っていたオーナーに指摘されてからでした。。。

何よりも大事な商品をほおっておくことはもちろんできず、そのまま再び郵便局へ。
そして明らかに「またか」の表情のおばちゃん。。
ふてくされて再手続きをするおばちゃんは、時間が無いと伝えても一向にペースが上がる気配はなく、
刻一刻と時間だけが過ぎてゆきます。
全て手続きが終わったものの、ロンドン行きのフライトまで時間がありません。
郵便局を後にし、駅の外に出て急いでタクシーを捕まえ、飛び乗った僕の第一声が

「プリーズゴートゥーザエアポート!ハリアップ!!ハリアップ!!」

僕がこの時どんな表情でこの台詞を言っていたのか覚えておりませんが、
腕をぐるんぐるん回して叫ぶ間抜けな僕の必死さが奇跡的に伝わったのか、
映画のようなシュチュエーションに運転手も興奮してくれたのか、
「オーケー、兄ちゃんちょっと揺れるぜ!」といわんばかりに親指をぐっとたててハンドルをにぎり空港へ。

親切な運転手ががんばって急いでくれたおかげで本来50分くらいかかるところを
かなり短縮して到着する事が出来ました。
本当にやさしい運転手でよかった、と心から感謝し、チップをおいてゲートイン。
飛行機の遅れもあり、なんとかぎりぎり到着。
しょうもないハプニングを巻き起こす僕を、オーナーもsengeさんも心温かく待っていてくれました。。。

さてさて、こんな調子で何とか飛行機にも間に合い、無事ロンドン入り出来た訳なのですが、、
まだまだ買い付けも序盤戦です。ドイツではだいぶ手こずってしまいました。
part2では、イギリスについてからのご報告をしたいと思いますので、お楽しみにしていて下さいね

karuo